今回は、SEO対策の概要をお伝えします。
❖SEO対策とは?
SEO対策とは、あなたが作ったホームページを、GoogleやYahoo!JAPANの検索結果の1ページ目の一番上に表示させるための対策です。
じつは、Googleには、「10の事実」があります。
【出典】Google「10の事実」https://about.google/philosophy/?hl=ja
この「10の事実」には、こう書かれています。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている
8. 情報のニーズはすべての国境を越える
9. スーツを着なくても真剣に仕事はできる。
10.「すばらしい」では足りない。
そして、一番重要なのが、「1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」なんです
これを分かりやすく説明すると、Googleは常にユーザーの利便性を第一に考えている、という事です
Googleがユーザーの利便性を一番大切にしているならば、SEO対策ですべきことは「ユーザーが求める記事を書く」ってことになりますよね。
ユーザーにとっていい記事をかければ、あなたの記事はGoogleやYahoo!JAPANの検索結果の上位に表示されるようになるんですね。
「さあ!いい記事を書くぞ!」思っても、ちょっと待ってください。
実は、記事を書く前から、SEO対策は始まっています
どの順番でSEO対策をすればいいのか、見ていきましょう!
❖SEO対策 その1|キーワードの選定
SEO対策の基本は、「1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」
ならば、ユーザーが何かを知りたいときに、どんなキーワードで検索するのかを知っていれば、そのキーワードを使って文章を書けばいいとは思いませんか?
そこでブログを書く前に、キーワードの選定作業が必要です
具体的に説明すると、キーワードを選定する際には、次の3つを知っておくことがとても重要なんです
「Needs Met(需要)」
「Page Quality(品質)」
「Usability(使いやすさ)」
「Needs Met(需要)」
ユーザーが検索しているワードで知りたいと思う「価値のある情報」を提供して、ユーザーの期待に応える事
ユーザが求める情報を提供できるコンテンツを作成するためにも、キーワード選定は、欠かせない作業です。
「Page Quality(品質)」
コンテンツの信頼性、専門性、権威性です
専門家が作成したコンテンツか、他のWebサイトにも紹介されている(URLが貼られている)か、などがチェックされます
また、ページのデザインや構成も、品質に含まれていて、Webサイトの評価に影響するのですが、これはE-E-A-Tと呼ばれます
Experience(使いやすさ)
Expertise(専門知識)
Authoritativeness(権威性)
Trust(信頼性)
「Usability(使いやすさ)」
ユーザーが求める情報に、簡単にアクセスできるかです
サイトのデザインや、文字の大きさや色使いが評価されます。
直感的なデザインや、イラストなどがあると、分かりやすいですよね
また、スマートフォンなどの携帯端末で見たときのデザインも重要視されるので、レスポンシブデザインの導入やページ速度にも注意する必要があります
これで記事を作る時には、何に気をつければいいのか、が分かりました。
いよいよ記事の作成準備に入ります
キーワードを選定するには、色々なツールがありますが、ここでは私が使っている2つのツールを紹介します
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、日本でもっとも使われているキーワード選定のツールの一つです
キーワード単体だけでなく、キーワードに関係したワードも一緒に提案してくれるので、とても便利なツールなので、よく使っています。
はじめに出てくるこの画面で、キーワードを入力すると…
下の画像のように、検索結果が出てきます。
こんなにも膨大なリストが提示されるんです!
それぞれのキーワードの右側にあるアイコンから、キーワードの検索画面へ移動できるのも、ラッコキーワードのスゴイところ。
有料版もありますが、無料版でも十分に使い勝手がいい点も、ラッコキーワードのスゴイところです。
Ubersuggest
Ubersuggestは、キーワードがどれほどの需要があるのかを調べて、表などで教えてくれます
見た目にも鮮やかで、動きがあるので飽きずに使えるのでおススメです
また、それぞれの検索結果の下に、①このキーワードで、②どのくらいの人が、③このWebサイトを見に来るのか、予想される数値が表示されています。
さらに、そのWebサイトが、SNSで紹介されているのか否か、何個のWebサイトに紹介されていてURLが載っているか、を示してくれるので便利です。
1日の使用回数に制限がありますが、無料で使うことも可能なんですよ。
さて、キーワードの選定ができたら、いよいよ記事を書いてSEOを実行していきます!
❖SEO対策 その2|SEOを意識した記事作成
SEO対策をしつつ記事を書く場合、はじめに記事のフレームワークを決める必要があります。
ブログのフレームワークは、①ブログのタイトル、②もくじ、③小項目 で決まります。
ですから、記事を書く時には
①タイトル
②もくじ
③小項目
④それぞれの内容(記事)
の順番に書いていきましょう!
そして、h1(タイトル)、h2(もくじ)、h3(小項目)を決めるときには、キーワードを盛り込みます。
なぜならGoogleクローラーがWebサイトを見に来て、はじめに確認するのが「もくじ」だからです。
「もくじ」にキーワードが含まれていないと、Googleクローラーがキーワードに気がついてくれない可能性が大きい!
Googleクローラーに気がついてもらうためにも、また、読者にタイトルや「もくじ」を見て、記事を読みたい!と思ってもらうためにも、h1~h3をきっちりキーワードを使って決めておくことが重要です。
記事のフレームワークが決まり、記事を書いたら、次にとるSEO対策は、内部対策と外部対策です。
❖SEO対策 その3| ページ内対策
いい記事を書いて、公開しました。
たくさんの人に届くといいなぁっと思いながら、就寝します。
すると…
皆さんが寝ている間にも、世の中のWebサイトを見て回っている者がいます。
それは、Google クローラー(検索エンジン)です。
Googleクローラーは、世界中のWebサイトを見に行き、読者にとって有益な情報がないか、探しています。
でも、Googleクローラーは、世界中のWebサイトを見て回っているので、1ヶ月に1回ほどしか、あなたのWebサイトを見に来てはくれません。
だから、Webサイトを作ったら、まず始めにGoogleクローラーに、あなたが作ったWebサイトには、どんなことが書かれているのか、伝えないといけないんです。
そして、GoogleクローラーにあなたのWebサイトにどんな情報があるかを知ってもらったら、今度は、Googleのユーザーさんに役に立つ情報を載せていますよ!と伝えなくてはいけません。
SEOでクローラーに教えるとは?具体的な対策はなに?
Googleクローラーが、あなたのWebサイトにやってきて、文章を全部読むわけではありません。だって、Googleクローラーは忙しいですからね。
では、何を見ているんでしょうか?
実は、Googleクローラー、つまり検索エンジンが、Webサイトの評価をするときには、こう考えています。
「いいWebサイトは、要点が分かりやすい」
つまり、Webサイトで記事を書く時には、Googleクローラーが分かりやすい要点、つまり分かりやすい「題名」や「もくじ」を準備しておくのがいいんです。
Webサイトを、お店だと考えてください。
お店の名前/看板=「Webサイト名」
お店のメニュー =「Webサイト内の記事」
メニューの説明=「記事の要点」「記事の結論」
この4つをしっかり記載することで、Googleクローラーに「分かりやすいWebサイトだ!」と認識してもらえるんですね。
そのためには、
Webサイト名(名前)を「title」に
Webサイトの説明(要点)を「meta description」に
対策キーワード(メニュー)を「meta keyword」に
書いておく必要がある!
これで、Webサイト全体のSEO対策はできました。
つぎは、記事一つひとつにできるSEO対策です。
記事の質については、先の項目で説明しましたので、ここでは記事の内容以外について、説明します。
Webサイト全体でSEO対策をしても、それぞれの記事がいい記事だと認識されなければ、上位表示はされません。
ですから、記事一つひとつについても、SEO対策を取る必要があります。
その中でも、次の3つは重要なSEO対策です。
h1:記事タイトル
目次
この3つがあることで、読者は必要な情報にすぐにアクセスすることができます。
もちろん、Googleクローラーも、です。
【参考】総務省 https://www.soumu.go.jp/denshijiti/digital_transformation.html
「h1 記事のタイトル」以外にも、
「h2 大見出し(もくじ)」
「h3 小見出し(小項目)」
があり、h1~h3それぞれに狙っているキーワードを含む言葉を詰め込むことが重要だと言われています。
また、Webサイト内にある、よく似た内容の記事(関連記事)のURLを、記事内に載せておくことも忘れないでくださいね。
同じWebサイト内の役に立つ記事のURLがあれば、読者が「知りたい!」と感じたときに、すぐにその記事に移動することができます。
これも、とても大事な「分かりやすいWebサイト」の条件なんです。
さて、ここまでのSEO対策は、Webサイト内で完結します。
① Webサイト全体
② ページごと
に設定することができるSEO対策です。
これらは、基本的なSEO対策ですが、意外なことに世の中のWebサイトには、この基本的なSEO対策が施されていないものが多いんです。
このブログの読者の皆さんは、しっかり対策して、Webサイトやコンテンツが上位表示されるようにしてくださいね。
なお、WordPressでの具体的なSEO対策の方法は、こちらの記事に書いています。
詳細を知りたい方は、参考にしてくださいね。
❖ページ外対策
ページ外対策とは、外部からリンクを張ってもらえるような、引用されるコンテンツを作成することです
これまでもお伝えしてきたように、検索結果の画面で、上位表示されるには、まずGoogleのWebクローラーに「この記事は、みんなにおススメしなくちゃ!」と理解してもらうことが必要です。
Googleの検索エンジンが、Webサイトの評価をするときには、こう考えているんです。
「いいWebサイトは、必ずほかの人に紹介されているハズだ。」
つまりGoogleが考える「いいWebサイト」は、他のWebサイトにURLが載っているWebサイトなんです。
では、どうしたらほかのWebサイトに、自分のWebサイトのURLを載せてもらえるんでしょうか。
答えは、
①インタビュー記事
②統計データやランキング記事
です。
では、詳しく見ていきましょう。
インタビュー記事
インタビュー記事は、著者がある人にインタビューした内容を記事にしているため、他の記事にはない「独自の情報」が載っています。
これが「独自性」として、高く評価されます。
また、ファンが多い人にインタビューした場合は、その人のファンにとってインタビューは有益な情報である場合が多いんです。
そんな有益な情報であれば、ファンだったら当然、インタビューの内容をほかの人に伝えたいなと思うんじゃないでしょうか。
そうすると、そのインタビュー記事が、他のWebサイトで紹介されるようになります。
紹介されれば、URLもファンの方のSNSやWebサイトに記載してもらますよね。
多くのWebサイトにURLが記載されていれば、Googleクローラーからも「いい記事」として認識されるため、あなたが書いたインタビュー記事は「いい記事」として評価されるんです。
統計データやランキング記事
統計データやランキング記事は、引用されることが多い記事です。
よく、表やグラフの下に【参考】としてURLリンクがありますが、それが引用です。
独自の統計データやランキング記事の内容がよければ、他のWebサイトにURLを載せてもらう機会が多くなるため、Googleクローラーに「いい記事」として認識されます。
SNSアカウントをもっている人は、アンケート機能を使って統計を取り、その結果を自分のWebサイトで発表するといいかもしれませんね。
❖まとめ
どうでしたか?
ブログでのSEO対策の概要と、具体的なSEO対策についてお伝えしました。
ワードプレスでブログを作ろうとしているあなたは、本気でWebマーケティングのプロになろうと思っているハズです。
そんなあなたが、SEO対策の方法を知っても何もしないって、、、ありえません!
この記事といっしょに、SEO対策をして、上位表示を狙っていきましょう。