Webサイトの広告は、インターネットや携帯電話で宣伝を表示する広告です。
インスタグラムでも「広告」と書かれた投稿を見たことがありませんか?
何かを調べようとして検索結果が出てきて‥‥
「広告」と書いてあった場合、あなたはその広告をクリックするでしょうか
Web広告とWebマーケティング
Webマーケティングとは、インターネット広告の一部なんですが、その中のWeb広告という立ち位置でもあるんです。
まずは、デジタル広告の始まりと、Web広告、そしてWebマーケティングへの変化について、お伝えします。
Web広告の歴史とWebマーケティングの誕生
オンラインビジネスの拡大:
2020年以降、コロナ禍で対面ではなく、オンラインでのやり取りが進み、企業はオンラインでの在りを強化、顧客とのデジタル接点を増やす必要に迫られました
そして、Webマーケティングの需要も増加しました
デジタル広告からWebマーケティングへ:
デジタル広告は、テレビやラジオなどの広告媒体よりもコスト効率が高く、分析に欠かせない精密な数値を得られやすいんです。
しかし、最近ではその手法が広く知られるようになり、広告の費用対効果が低くなってきています
そのため、多くの企業がWebマーケティングに注目しています
つまりは、デジタルマーケティングスキルを持つWebマーケターの需要が高まっているんです
データ分析の重要性:
インターネット上のあらゆる行動は、データ化され数値で測ることができます
インターネット上では、マーケティングの効果や顧客の流出入のデータを即時に得る事ができるのです
得たデータを分析して、効果的なマーケティング戦略を立てることが重要ですが、それを可能にするのがWebマーケティングのプロの仕事となります
競争の激化:
インターネット上の競争は激しさを増しており、企業はいかに競合他社との差別化を図るべきか、そのノウハウを得るために、Webマーケティングの専門家を求めています
以上の理由から、Webマーケターの需要は増加しており、今後も需要が継続的に高まると予想されています
コロナ禍以前、1996年に「日本の広告」でも「インターネット広告」という項目が統計に載りはじめ、日本では「インターネット広告」や「デジタルマーケティング」という名称で、呼ばれてきたんです。
広告の中心が、ラジオからテレビへと移り変わってきたのと同様、今度は、テレビからインターネットへと、広告の中心が移ってきました。
そしてついに2019年、インターネット広告をはじめとする、デジタル広告がテレビ広告を抜きます
その後は、コロナ禍で対面でのサービスが減速すると、デジタル広告はさらに注目を集めるようになったんです
このような社会の流れの中で、Webマーケティングが注目を集め、日本にWebマーケティングが導入されてから25年間で、その勢いを大きく伸ばしてきました。
バブル崩壊後、広告費が抑えられる傾向が強い中でも、デジタル広告費だけは伸びていて、2022年には、デジタル広告費が全体の40%を超えたのです
でも、実はそのWeb広告に変化が起きているんです…
Web広告とは
Web広告には、大きく分けて7種類あります
今回は、Web広告についても、説明していきます
リスティング広告
リスティング広告は、何かを検索した時の検索結果の上と下に表示される広告です。
検索結果のWebサイトの前に「スポンサー」や「広告」と書かれていることがありますが、これらがリスティング広告です。
リスティング広告は、検索した人に向けて表示されるため、より効果が高いと言われています。
文字だけの広告なので、少ない予算で、比較的早く効果が出やすく、表示させる曜日や時間を決められることが大きな特徴です。
いつでも配信と停止ができるうえ、少ない予算で、狙ったターゲットに届けることができるため、テスト広告として活用されることもあります。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、以下の5つです。
いつも見ている、インターネットの画面に表示される、動画広告が代表的ですよね
・動画広告
・バナー広告
・テキスト広告
・レスポンシブ広告
・動的ディスプレイ広告
動画やバナー形式で、表示されることが多いので「バナー広告」と呼ばれることもあります。
リスティング広告とディスプレイ広告の違い
リスティング広告 | ディスプレイ広告 | |
ターゲット層 | ニーズが明確な層 | 幅広い層 |
表示される場所 | 検索画面の上と下 | 一般画面の広告枠 |
メリット | 1.自由に広告文を設定できる 2.伝えたい情報を伝えやすい (一般検索結果よりも上に表示される) 3.運用を始めるための費用が安い 4.試験的なマーケティングに役立つ 5.曜日や時間をターゲティングできる 6.いつでも広告の配信と停止ができる 7.ほかの広告と比べて早く効果が出やすい 8.効果が分かりやすく、効果検証がしやすい 9.アプローチしたい客層にターゲティングできる 10.費用対効果をリアルタイムで確認することができる |
1.運用を始めるための費用が安い 2.ブランディング効果が見込める 3.画像や動画で商品の魅力を訴求できる 4.再訪者に向けたアプローチがしやすい 5.アプローチしたい客層にターゲティングできる |
デメリット | 1.成果には限界がある 2.継続的に広告費がかかる 3.認知拡大には向いていない 4.広告が嫌われる場合もある 5.専門的な知識が必要となる 6.分析や改善に費用が掛かる 7.クリック単価は、キーワードで変わる 8.継続的に分析・改善する必要がある |
1.効果検証が難しい 2.問い合わせに繋がりにくい 3.継続しないと、効果に繋がりにくい |
Instagram広告
インスタグラムを使った広告で、写真や動画を通じて認知度を高め、 顧客層を広げることができるのが、最大の魅力です
1日100円から始めることができ、平均月3万~10万で広告が出せることも大きな魅力です。
課金方式と費用 | |
クリック課金 (CPC: Cost Per Click) |
1クリックにつき40円から100円程度 |
インプレッション課金 (CPM: Cost Per Mille) |
1000回の表示につき500円から3000円 |
アプリインスト課金 (CPI: Cost Per Install) |
1インストールあたり100円から250円程度 |
再生数課金 (CPV: Cost Per View) |
1再生につき4円から10円程度 |
【参考】インスタグラム公式サイト https://business.instagram.com/advertising?locale=ja_JP
【参考】META Instagramで新しいターゲット層を開拓するには
https://business.instagram.com/blog/how-to-connect-with-new-audiences-on-instagram/
Facebook広告
Instagramと同じMeta社が提供するSNSであり、比較的年齢層が高い方たちが使っているといわれているメディアに出す広告です
参考:『株式会社インフィニティエージェント『【最新版】Facebook広告の配信面ごとの特徴やメリットを徹底解説!』』
https://infinity-agent.co.jp/lab/facebook_deliveryaspect/
X(旧Twitter)広告
Xの最大の特徴である「拡散力」を使った広告です。
ユーザーによって拡散されればされるほど、費用対効果が高まるのが魅力。
そのため、効果的な文章力が求められます。
X広告は、種類が多く混乱しがちです。
まずは、キャンペーンについて、簡単に説明します。
X広告のキャンペーン:
Xが展開するキャンペーンは8種類もあるんです。
主な広告方法 | |
リーチキャンペーン | 画像や動画 |
動画の再生数キャンペーン | 15秒以下の動画 |
プレロール再生数キャンペーン | 長尺のプレビュー |
アプリのインストール数キャンペーン | ボタン付き広告 |
Webサイト訪問者数キャンペーン | ボタン付き広告 |
エンゲージメント数キャンペーン | テキスト、動画広告 |
アプリのリエンゲージメント数キャンペーン | ボタン付き広告 |
Webサイトコンバージョンキャンペーン | 動的商品広告 |
X広告は、フォーマットも豊富です
詳しくは、別の記事で説明しますね!
プロモート広告
幅広いユーザー層に訴求でき、フォロワーからのエンゲージメント向上が期待されている
形式 | |
テキスト広告 | 日本語128文字以内の文章のみ |
画像広告 | 5MBまでのPNGとJPEG(推奨) |
動画広告 | 2分20秒以内(推奨15秒以内) 30MBまでのMP4またはMOV |
カルーセル広告 | 2~6枚の画像・動画 |
X Amplify
広告主と関係性の高い動画コンテンツと連携して配信
Xにおける、YouTubeの本篇の前に流れる広告、のイメージです。
2種類あるんです。
概 要 | |
Amplifyプレロール | 本篇の予告動画:200社以上の本編の前に配信 |
Amplifyスポンサーシップ | タイアップ配信:1社と提携して配信 |
参考:『Twitter広告『広告クリエイティブの仕様』』
https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/creative-ad-specifications.html
X広告の記事は、こちら
LINE広告
LINEは特に、日本でのユーザ数が多いことが特徴です。
SNSを利用中の人のうち、83.2%もの人が、LINEをつかっているんです。
また、毎日LINEを使う人の割合も86%と、高い「アクティブ率」を誇っているので、幅広い層に「確実に」広告を届けやすいと言われています。
参考:『LINE広告|LINEヤフー for Business 』
概要 | |
トークリスト | トークリスト最上部 |
LINE MEWS. | ニュースタブのトップ画面など |
LINE VOOM(旧タイムライン) | 投稿形式 |
ウォレット | LINE pay画面内 |
LINEポイントクラブ | 追加時などに付与 |
LINEショッピング | ショッピングサイト |
LINEチラシ | 地域特化サービス |
LINEクーポン | 実店舗特化サービス |
NIEマイカード | 実店舗のポイント |
ホーム | LINEホーム画面下 |
LINE Money | ウォレット内 |
LINEオープンチャット | オープンチャット内 |
LINEレシート | ウォレット内 |
LINEファミリーアプリ | 各アプリ内 |
LINE広告ネットワーク | LINE内アプリ |
参考:『LINE株式会社『LINE広告とは』』
https://www.lycbiz.com/jp/service/line-ads/
YouTube広告
YouTube広告は、メインの動画の前に流れるCMのような短編動画が、印象に残りますが、他にも広告があるんです。
広告の種類 | 表示位置と表示時間 |
ストリーム広告(スキップ可能) | 本篇動画の前30秒間 |
ストリーム広告(スキップ不可) | 本篇動画の前15秒間 |
バンパー広告 | 本篇動画の前6秒以内 |
インフィード動画広告 | YouTubeコンテンツの横 |
マストヘッド広告 | YouTube動画の上 |
動画広告フォーマットの概要https://support.google.com/youtube/answer/2375464?hl=ja
まとめ
どうでしたか?
Web広告とWebライティングの違いが少しは分かっていただけたでしょうか
米国では、ネットラジオでのマーケティングがヒットするなど、マーケティング業界は先が見えない混とんとした状態になっています
今後のマーケティングの動向が分かり次第、お伝えしますね