お世話になった方への贈り物やお礼の品など、感謝の気持ちを伝えるときに、何を送ればいいのか悩むことってありませんか?
そんな時に、こなゆきが必ず贈ることにしているのが「工芸茶」です
最近では日本でも、烏龍茶やジャスミン茶が人気を集めているうえ、烏龍茶やジャスミン茶が苦手な人でも、一煎目は香りを楽しむことができるので、特別なイベントには必ず贈ることにしています
今回は、贈り物に最適な工芸茶の魅力を余すことなくお伝えします
❖そもそも工芸茶とは?
中国語では「香片」「工艺茶」や「开花茶」と呼ばれ、英語では「flowering tea」「blooming tea」と呼ばれている中国茶の一種です
中国茶の一種で、1980年代に現代の形へと発展し、2000年代に西洋を始め世界へとそのファンのすそ野を広げました
もともとは雲南省発祥のお茶だと言われています
ウーロン茶の葉でドライフラワーを包み、球場に固め乾燥させているため、器に入れてお湯を注ぐと茶器の中で花が咲いたようになるため、たいへん華やかな雰囲気を演出するのが特徴です
使われる花は、一般的にジャスミン、ユリ、ハイビスカス、センニチコウ、キク、モクセイなど香りが強い花が使われます
こなゆきが初めて「工芸茶」に出会ったのは、西暦2000年の北京ででした
お仕事で尋ねた中国でしたが、やはり洗練されていたのは北京
冬だったので、水路が凍るほどの寒さでしたが、その時の食事のお供に出されたのが「工芸茶」でした
ガラスの器の中で花が開く様子に、すっかり心を奪われてしまいました
そのの工芸茶は、ジャスミンの花を使っていて、とても香りが強いのですが、味は日本人には濃いなぁと感じたことを覚えています
とにかく茶器の中で、花が開いていく様子は、本当に素敵です
その時に出されたのは、ジャスミンとキク、モクセイが使われていたので、部屋中がいい香りに包まれた様子は忘れられません
もともと強い香りを放つこれらの花の風味が、豊かなお茶の香りをより一層引き立てて、優雅な時間を演出してくれるので、お祝いの席でのおもてなしや贈り物に最適です
実際、ちょっとした贈り物には、珍しがっていただいて喜んでいただけるので、送った方もうれしい気持ちになります
❖花茶と工芸茶の違いは?
「花茶」とは、ジャスミンやハイビスカスの花を乾燥させて、お茶にしたもの
ハイビスカスティやカモミールティーなどが有名です
「工芸茶」は、「花茶」を烏龍茶などの茶葉でくるみ、球状に乾燥させたもの
お湯に入れると茶葉がほどけて、中にくるまれていた「花茶」が咲く様子を楽しむことができます
❖工芸茶のおいしい入れ方
工芸茶は、一般の烏龍茶などの中国茶と同じで熱湯を使います
耐熱容器に熱湯を入れ、工芸茶の球を静かに沈めると、、、、
見事な花が開き始めます
いただき方は、中国茶と同じです
一煎目:香りを楽しみます
少し色が薄くても、香りが強いので、香りをいただきます
二煎目:味を楽しみます
少し苦くなりがちなので、お湯を入れたらすぐに別の容器に入れなおします
別の容器に移すことで、おいしさを保つことができます
三煎目:のどを潤します
苦くなりがちなので、注いだお湯はすぐに茶器にうつし、少し薄いくらいでいただきます
❖飲み終わってからの楽しみ方
「工芸茶」のお楽しみは、いただいた後からが本番です
お気に入りのグラスを水で満たして、いただいて花開いた工芸茶を沈めれば、水中花として2~3日間楽しむことができます
すぐに色が出てしまうので、こまめに水を入れ替える必要ですが、その時にほのかに香るお茶の香りも、工芸茶の楽しみの一つなんです
❖工芸茶の原産地はどこ?
工芸茶は、中国安徽省、1980年代に考案された中国茶だと言われています
その後、1990年代には広く普及して、中国国内ではよく知られるようになり、2000年代に欧米で流行したそうです
たしかに、茶器の中で色鮮やかな花が開く様子は、モーニングティやアフタヌーンティーの文化がある欧米では、特に話題を呼んだのだと思います
工芸茶がテーブルにあるだけで、話題も華やかさもプラスされるのですから、お客様をお招きするときには、お出ししたいと思いますよね
では、そんな工芸茶は、どんな器でいただけばいいのでしょうか
工芸茶おススメの茶器&関連アイテム
工芸茶は、花開く過程が美しいので、ぜひお湯を注ぐ時から眺めていただきたい!
そこで、こなゆきが最もおススメするのは、ガラスのティーポットです
ガラスのティーポットに熱湯を注ぎ、お客様の目の前で工芸茶の球を静かに沈めると、ホロホロと茶葉が開いていくので、その様子を見ているだけでテーブルが華やぎます
お茶をいただく茶器は、中国茶をいただく小ぶりの器がいいかもしれません
中国茶用の茶器は、香りを楽しんだり、色をめでたりするのにとても適しているからです
❖まとめ
今回は、こなゆきおススメの贈り物「工芸茶」のお話しでした
一つずつ個包装された商品もあるので、特別な日にとっておいて、華やかなひと時を過ごしていただけたら、とても嬉しいです