Webマーケターの需要は増えています。
デジタルテクノロジーの進化やインターネットの普及により、オンラインでのビジネス活動がますます重要となっており、それに伴いWebマーケティングの需要も増加しているからです。
その原因は、主に4つあるとされています。
オンラインビジネスの拡大
デジタル広告からWebマーケティングへ
データ分析の重要性
競争の激化
デジタル広告は、テレビやラジオなどの広告媒体よりもコスト効率が高く、分析に欠かせない精密な数値を得られやすいんです。
しかし、インターネット上の競争は激しさを増しており、企業はいかに競合他社との差別化を図るべきか、そのノウハウを得るために、Webマーケティングの専門家を求めています。
以上の理由から、Webマーケターの需要は増加していて、今後も需要が継続的に高まると予想されているんです。
では、仕事内容について、詳しく説明しますね。
❖Webマーケティングってなに?:仕事内容の概要
Webマーケティングとは、一言でいうと
「Webを使って、お客様の売上を伸ばすこと」
です。
Webマーケティングで、2023年にもっとも使われたのはこの3つ。
主要ツール(2023年実績)
①Web広告運用
②SEO対策
③SNS運用
これらのツールを適切に活用して、Web上での売り上げを向上させるのが、がWebマーケティングのプロの腕の見せ所です。
具体的なやり方は、次の3つです。
①分析改善
②デジタル制作物
③戦略策定
では、それぞれ具体的に何をするのか、見ていきますね。
現状の分析改善
お客様のWeb媒体の色々な数値を分析して、改善策を伝えます
具体的には、以下の数値を測定、分析します。
クリック数
検索されたワード
いいねの数
表示回数
戦略策定
Webを使て、どうやって売り上げを上げるのかを考えます
Web広告、SEOやSNSから分かった数値を分析して、次の4点を検討します。
どの媒体を使うか
どのように使うか
どういったスケジュールで実施するか
どれくらい注力するのか
デジタル制作物
お客さまに商品を紹介するための、最も有効な媒体を作成します
2023年に人気で、つくられたのは、この3つ。
バナー
ランディングページ(LP)
SNSコンテンツ
このほかにも、最近はYouTubeやTikTokなど、動画を使う手法が注目されているんです。
YouTubeやTikTokなどの動画は、今最も注目されているWebマーケティングの一つ!
❖Webマーケティングの種類
デジタル広告Webマーケティングの種類は、大きく分けて4つです。
Webサイト運用
Web広告(リスティング広告、ディスプレイ広告)
SEO対策
SNS運用
様々な情報が、web上でやり取りされるようになり、企業にとってECやWebでのサービス提供が、とても重要になってきたんです。
Webサイト運用
サイト運用の目的を明確にして、SEO対策をした質の高い記事を作成します。
また、ドメインやサーバの管理、定期的な更新作業やデータ分析、分析結果を元にした改善の提案を行うのも、Webサイト運用の仕事なんです。
Web広告
Web広告としてよく知られているのが、GoogleやYahoo!JAPANなどの検索エンジンで、何かを検索した時に表示されるリスティング広告があります。
リスティング広告
リスティング広告は、何かを検索した時の検索結果の上と下に表示される広告です。
検索結果のWebサイトの前に「スポンサー」や「広告」と書かれていることがありますが、これらがリスティング広告です。
リスティング広告は、検索した人に向けて表示されるため、より効果が高いと言われています。
文字だけの広告なので、少ない予算で、比較的早く効果が出やすく、表示させる曜日や時間を決められることが大きな特徴です。
いつでも配信と停止ができるうえ、少ない予算で、狙ったターゲットに届けることができるため、テスト広告として活用されることもあります。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、以下の5つです。
いつも見ている、インターネットの画面に表示される、動画広告が代表的ですよね。
・動画広告
・バナー広告
・テキスト広告
・レスポンシブ広告
・動的ディスプレイ広告
動画やバナー形式で、表示されることが多いので「バナー広告」と呼ばれることもあります。
こうしてみてみると、色々な種類のWeb広告があることに気がつきますよね。
SEO対策
SEO(Search Engine Opination) 検索エンジン最適化
検索エンジン最適化、はブログの運用などでよく知られていますが、インターネット初期には「キーワード最適化」と呼ばれていました。
現在は、Googleの検索エンジンがメインになっています。
実は、検索エンジンにはアルゴリズムがあり、たびたび変更されているんです。
このアルゴリズムへの対応のノウハウは、世の中にあふれているのですが、小手先の裏技を使うのは、NGです。
じつは、この裏技は、Googleが一番嫌うものなんです。
だから、アルゴリズムへの対策、第一位はズバリ
読者さんが求める、質の良い記事を書くこと
なんです。
とはいえ、質の高い記事を書く以外にも、SEO対策として有効な方法はあります。
詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
SNS運用
さいごにSNS運用について。
SNS (Social Networking Service)は、ネット上のコミュニティサービスですが、特定の興味関心を持つ読者にむけて、特定の内容を投稿することで、広告として運用することができるんです。
イメージとしては、お店の公式アカウントで、お店のメニューを紹介したり、イベントを告知したりすることです。
自分の商品やサービスを、自分自身で紹介することで、無料で広告を出すことができる仕組みです。
とはいえ、Webマーケティングの知識が全くない場合は、集客までに時間がかかってしまうことがデメリットとして挙げられています。
❖Webマーケティングの魅力 コスパ最高?!
ここまで、Webマーケティングについて紹介してきましたが、種類が多くてびっくりしているんではないでしょうか。
種類が多い、という事は、それだけニーズが多いという事でもあります。
それだけ多くの企業にとって、Webマーケティングが必要なモノになってきていると言えるのではないでしょうか。
では、ここからは、Webマーケティングの全体像と未来についてお伝えしていきます。
Webマーケティングとマーケティングの違い
では、Webマーケティングとマーケティングはなにが違うのでしょうか。
実は、大きく分ければ同じものです。
Webマーケティングは=マーケティングの一部
なんです。
<図>マーケティング > デジタルマーケティング >Webマーケティング
コロナ禍以降、大きく発展したWeb媒体で、商品やサービスを買ってもらう仕組みを作るには、なくてはならない手法になってきています。
同じようなものに「デジタルマーケティング」がありますが、デジタルマーケティングでは、IoTなども使い、売れる仕組みを作るんです。
Webマーケティングを行うメリットとは
Webマーケティングには、一般のマーケティングにはない、メリットがあります。
多くの顧客にリーチできる素早く実行・改善できる
細かくターゲットを絞ってリーチ可能
コストが抑えられる
あらゆることがWeb上でやり取りされるようになった今では、顧客の状況に合わせて、素早く実行・改善することが可能な、Webマーケティングの有効性が、注目を集めているんです。
しかも、Web上で変更をするため、紙媒体のマーケティングで必要だった印刷代などが、一切かかりません。
コスパがいいのも、Webマーケティングが注目されている、大きな要因の一つなんです。
デメリット
万能に感じられるWebマーケティングにも、もちろんデメリットはあります。
知識やスキルが必要
トレンドの把握が必要
トレンドに合わせた変化が必要
地域密着型では効果が実感しにくい場合がある
地域密着型では、効果が実感しにくいと言われている、とはいえ、LINE広告やインスタグラム公式アカウントなどでは、大きな効果が実証されているんです。
目的に合わせて、使い分けていくことが重要です。
❖Webマーケティング市場の今後はどうなる?
Webマーケティングの規模は拡大していくといわれています。
というのも、世界的にもインターネットの利用者数は、伸び続けているからなんです。
【参考】総務省 第2部 情報通信分野の現状と課題https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r05/html/nd24b120.html
そして、SNSの利用者数も、右肩上がりに増え続けています。
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2023/0314-010594.html
これまで、ラジオ広告からテレビ広告、テレビ広告からWeb広告へと、広告の中心が変わってきたように、これからはWeb広告からWebマーケティングへと、広告の形も変化していくと考えられています。
動画需要の増加
何かを調べるとき、昔は辞書などの紙媒体を使っていました。
そして、世の中の情報の最先端は、ラジオやテレビなどのマスメディアへと移っていきました。
インターネットの普及で、今はだれもが気軽に検索して情報を得る時代です。
「ググる」文化から、「タグる」文化へ、そして「動画検索」へと、検索ツールは変化し続けています。
一昔前なら、夕食のおかずを決めるのに料理雑誌やレシピ本で探していたのに、今ではインターネットでレシピを探すのは、ごく普通のことです。
今の小学生が、宿題の答えを探すのはYouTubeだと聞いても、もうだれも驚かないでしょう。
SNS広告と並行して、動画広告は今後、需要拡大が見込まれると言われているんです。
WebマーケティングとAI
動画と同じくAIも、2023年から大きく発展し始めた分野です。
今後は、Webマーケティングにおいても、AIの活用が進みます。
実際に、リスティング広告分野では、自動入札やレポーティング自動化などの形で、AI活用が進んでいるんです。
また、ディスプレイ広告では、配信プラットフォームなどにAIが取り入れられています。
これら一部の事例を見ても、今後のWebマーケティングにおいてAIは、Webマーケティングのプロにとって、不可欠なパートナーだと言えるでしょう。
【参考】
https://union-company.jp/media/market-situation-web-marketing-latest-version/
❖Webマーケティングに向いている人
Webマーケティングに向いている人は、こんな人だといわれています。
ロジカルに考えられる人
心理学に興味がある人
物事に没頭できる人
学び続けられる人
好奇心旺盛な人
計算が得意な人
今後、ますます需要が拡大していくことが見込まれているWebマーケティング。
求められる人材は、まだまだ不足しています。
❖まとめ
Webマーケティングの種類が、多岐にわたることを理解していただけたでしょうか。
Webマーケティングを学び、これらのツールを理解して使いこなせるようになれば、未経験からでも市場に求められる人材になることが可能です。
今、わたしはスクールに入ってSNS運用を学び、Webマーケティング全般について学んでいますが、このブログを読んでいる皆さんには、わたしが学んでいることを全てお伝えしています。
ぜひ、このブログを読みながら一つずつ実践していただき、一緒にWebマーケティングのプロを目指しましょう!