こんにちは こなゆきです
最近の円安で、すっかり海外から足が遠のいたという方も多いかと思いますが、円安の今でも十分に楽しめるのが、東南アジアです
そして、その中でも歴史や文化が多岐にわたり、8つの世界遺産があり、見所が多いのがベトナム
コロナ禍後は、観光ビザなしの滞在が45日間に延長されたので、定年したシニア世代の旅行先やワーケーション先として、とても人気です
国土が広いので、北部、中部、南部それぞれに異なる魅力があり、45日間のビザでは足りないほど!
今回は、世界遺産登録で人気沸騰中のニンビン、タムコックについてお伝えします
チャンアン複合景観
ハノイから100km南にあるニンビンの郊外は、見渡す限りの石灰岩の奇岩奇峰があり、そのふもとを湿地帯を流れる川と田園がつくりだす景観が、たいへん美しいことで有名です
その光景を見たいから、まいにち多くの人が約500段もの階段をのぼり、ハン・ムアの山の頂上を目指します
2014年に、チャンアン、タムコックなどの石灰岩でできた景勝地と、古都ホアルーの遺跡群、洞窟寺院ビックドン寺などが、世界遺産に登録されました
チャンアン
9つの洞窟があるチャンアンのボートツアーは、なんと約3時間
ボートツアーの途中には、有名な寺院などもあるため、ボートで寺院をめぐることもできます
6月中旬からは、35度ほどの暑い日が続きますが、チャンアンのボートでは、日傘を貸してくれます
また、ナウジウ洞窟などは、きれいにライトアップされており、新緑に覆われた石灰岩の奇峰のキレイな景観と、洞窟のカラフルな鍾乳洞で、3時間もアッという間に過ぎます
タムコック
切り立った石灰岩でできた山の間にある、水田の中心を流れる川を、ボートに乗って石灰岩の洞窟などをめぐるタムコックの川下りは、とても有名です
ハノイやダナンの旅行代理店では、必ずと言っていいほど、タムコックの美しい景色が紹介されています
タムコックとは「3つの洞窟」という意味で、その名の通り、石灰岩が溶けだしてできた鍾乳石が、美しい洞窟を創り出しています
タムコックのボート漕ぎは、女性が多いのが特徴ですが、彼女たちの一風変わったボートの漕ぎ方は、一見の価値があります
タムコックのボートツアーは、1時間半ほどです
3月~6月の新緑が美しい田園風景を楽しみたい方、時間に余裕がない方におススメです
古都ホアルーの遺跡群
現在の古都ホアルーは、17世紀に再建されたものですが、ベトナム初の統一王朝「ダイコーヴィエット」の首都と定められた場所とされています
タムコック出身の初代皇帝のディン・ボ・リン帝(968年~980年)が、958年に首都を定め、華僑である第2代皇帝レ・ダイ・ハン帝(980年~1005年)が跡を継いでいます
古都ホアルーには、2人の皇帝がそれぞれ祭られている「ディン・ティエン・ホアン廟」と「レ・ダイ・ハン廟」があります
初代皇帝の妻は、初代皇帝ディン・ボ・リン帝が毒殺されて、亡き後、皇族の身を守るため仕方なく、第2皇帝レ・ダイ・ハンの妻になったという逸話がのこされています
そのため、「レ・ダイ・ハン廟」に祀られている妻の像は、初代皇帝を祀る「ディン・ティエン・ホアン廟」の方を向いているのだ、と信じられています
古都ホアルー②
ニンビンの郊外には、もうひとつの「古都ホアルー」があります
ここは、寺院と湖に浮かぶ2つの塔、そして古い街並みを利用した店舗が並んでいます
湖を囲むようにして、公園が整備されているので、のんびり散歩してみるのもいいでしょう
洞窟寺院ビックドン寺
天然の石灰岩や鍾乳洞を利用して建てられた、ビックドン寺院は、美しい田園と湿地帯の中にある一本道を通って参拝します
修行場だった、この山のふもとにあるビックドン寺院は、寺院のよこの階段を上っていくと、さらにいくつかの祠にたどり着きます
一番の見どころは、鍾乳洞の中に建てられた寺院です
奥へ、奥へと進むと、薄暗い鍾乳洞があり、大きな鍾乳石や一本の柱になった石灰華柱が見えてくると、小さな祠があります
そこからは、近くの奇峰などのキレイな景色を、眺められるのです
戻って、さらに階段を上ると、3つの祠があります
祠の上にも奇岩がたくさんありますが、恐らく、修行僧はここを登って修行していたのだと、想像するのも楽しいです
そして、山を背にして立つと、ビックドンの麓と、タムコックならではの美しい湿地地帯と、そのなかにそびえ立つ奇峰の数々を見ることができます
ファッジエム大聖堂 Nha Tho Da Phat Diem
ベトナムで一番古い教会であり、ちかく世界遺産登録されると言われている、ファッジエム大聖堂
大聖堂の周りには、さらに小さな協会が4つあり、そのどれもがベトナムの伝統的な建築技法とゴシック方式が、美しく調和した造りになっています
教会の庭には、ベツレヘムやイエス・キリストが生まれた馬小屋などをイメージしたスペースがあり、その近くには、アオザイを着たマリア様が立っています
ニンビンの宿
ニンビンは小規模な都市であり、高級ホテルなどの宿泊施設がありますが、タムコックで宿泊するのも、魅力的です
The Reed
ニンビンの中心部にあり、コンベンションセンターを併設しているので、とても便利です
夜も静かなので、とてもリラックスすることができます
Ninh Binh Legend
街の喧騒から少し離れて、ゆったりプールを楽しむなど、ホテルでの宿泊を楽しむために最適なホテルです
朝食のビュッフェも、種類が豊富です
Tam Coc Garden Resort
田園の中のリゾート、の名にふさわしいホテル
タムコックの湿地帯の中にあります
チャンアン複合遺跡へのアクセスも良く、日常を忘れてリラックスするのに最適です
Emeralda Resort Tam Coc
タムコックの湖の中にある、リゾートホテルです
賑やかなタムコックの夜の街歩きにも、最適なこのホテルは、窓を開けるとタムコックの湖を目の前にして、奇峰を臨むことができます
Tam Coc Full House
タムコックに数あるホームステイ(民宿)の中でも、プールがあり、ボート乗り場に近い便利なホテル
なによりも、ツアーデスクも兼ねているオーナーのLoanさんに頼めば、どんなツアーも人脈を使ってステキなツアーに組んでくれます
ニンビンの食べ物
ニンビンはハノイとおなじように、中国料理に似た味付けの料理が多い印象です
中国料理の中でも、「空心菜の炒め物」や「豚肉のパイナップル炒め」など、日本でもなじみのある料理がたくさんあります
ブン・モック Bun Moc
しかし、近郊の「キムソン」には、この町の名物だと推薦される「ブン・モック」と言われるフォーがあります
魚や肉の練り物がふんだんに入った、お出汁はあっさりとして食べやすいフォーです
好みで、タケノコと唐辛子の酢漬けをいれたり、お店おススメの香辛料を入れていただきます
Tam Cocのアヒルの丸焼き
Tam Cocの繁華街には、たくさんのレストランが並んでいて、そのどれもがハズレません
なかでも一番の人気が、このアヒルの丸焼きです
店頭で焼かれているさまは、ちょっとビックリ…
なんですが、ひと口食べて納得のうまさです
Tam Cocの街を行きかう人々の姿を眺めながら、涼しい風にあたって、このアヒルの丸焼きを食べてみませんか
まとめ
ニンビン、特にタムコックにいると「もう、このままこの町にいたい!」と思ってしまうほど、居心地がいいこの地域
実際に、このまま居ついてしまう人も多いとか…
個人的には、ニンビンよりもタムコックでの宿泊をおススメしますが、リゾート気分を味わいたいなら、やはりニンビンの方が無難です
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