こんにちは こなゆきです
最近の円安で、すっかり海外から足が遠のいたという方も多いかと思いますが、円安の今でも十分に楽しめるのが、東南アジア
そして、その中でも歴史や文化が多岐にわたり、見所が多いのがベトナムなんです
最近では、エコフレンドリーというコンセプトも売りにしつつ、複数の世界遺産を短期間で回れて、コスパがいい!と、高い評価を得ています
コロナ禍後は、観光ビザなしの滞在が45日間に延長されたので、定年したシニア世代の旅行先やワーケーション先として、とても人気です
国土が広いので、北部、中部、南部それぞれに異なる魅力があり、45日間のビザでは足りないほど!
今回は、ベトナムの首都「ハノイ」と世界遺産についてお伝えします
- ハノイの見どころ
- 郊外の見どころ
- ハノイ市内
- 【世界遺産】タンロン遺跡(旧ハノイ城跡)Di Tich Hoang Thang Long
- 【世界遺産】国旗掲揚塔 Cot Co Ha Noi
- 【世界遺産】ドアン門(端門)Doan Mon
- 【世界遺産】キンティエン殿 (敬天殿)Dien Kinh Thein
- 【世界遺産】旧北ベトナム軍参謀本部 D-67
- 【世界遺産】後楼 Hau Lau
- 【世界遺産】バック門(正北門)Bac Mon
- 【世界遺産】ホアンジエウ18番遺跡 Khu Khao Co 18 Hoang Dieu
- ホアンキエム湖 Ho Hoan Kiem
- ゴックソン祠 Din Ngoc SonDen Quan Tran Vu
- チャンオック寺(鎮国寺)Tran Quoc Pagoda
- クアンチャンヴ寺(鎮武観)Den Quan Tran Vi
- 旧市街地
- ドンスアン市場 Cho Dong Xuan
- ハノイ大教会 Nha Ha Noi
- ハノイの食べ物
- ハノイの宿
- まとめ
ハノイの見どころ
ベトナムの首都ハノイは、ハノイ市内だけでなく、近郊や郊外にも世界遺産が数多くあります
ハノイに滞在して、1泊2日の近郊旅行をする人も多いので、市内の旅行会社やホテルで現地ツアーを手配してもらうのも、一つの方法です
ただし、人気があるツアーは定員に達してしまうのが早いため、旅行日程が決まったら早めに予約しておきたいところ
アゴダなら、日本語で予約できる上に、現地でもメッセージのやり取りができるので安心です
また、大手旅行会社の日本旅行が企画するツアーもありますから、検討してみてくださいね
まずは、世界遺産が多いハノイの近郊から紹介します
郊外の見どころ
ハノイ市内だけでなく、ハノイの郊外にも見どころがたくさんあります
ここでは、1泊2日までの日程で訪問可能な場所を紹介します
【世界遺産】ハロン湾
ハノイ近郊の世界遺産と言えば、ハロン湾
石灰岩でできた奇峰でできた島々が織りなす、美しい景色と鍾乳洞めぐりが有名です
1日だけの遊覧船から、超豪華な宿泊客船まで、実に多くの船がハロン湾に集まります
7月~8月はたいへん混むので、おススメは5~6月ですが、ベトナムではめったに出会わない人ごみにもまれて、ベトナムの人々の逞しさに触れるのもいい経験です
ただし、人気のツアーは、すぐに満席になってしまうので早めの予約がおススメです
日本からも、ツアーを申し込めるので、一度連絡してみるといいかもしれません
【世界遺産】チャンアン複合景観|ニンビン省
ハノイから100Km南の郊外ニンビン省は、まるで映画の世界に迷い込んだような景色が広がっています
中でもチャンアン(Trang An)とタムコック(Tam Coc)でのボートツアーが、とても有名です
美しい田園の中を、ゆっくりと進むボートでのツアーは、乗っていても、陸から眺めていても、とても絵になる光景です
ちなみに、
チャンアンのボートツアーは、2~3時間
タムコックのボートツアーは、1~1時間半です
国内からは、国内・海外ホテル格安予約のアゴダと大手旅行会社の日本旅行で申し込むことが可能です
【世界遺産】ドンラム村
公共交通機関がとおる大通りから、1本入っただけなのに、まるで時が止まったかのような佇まいの村「ドンラム村」
バス停から500mほど歩いていくと、世界遺産に登録された集会場や民家があります
さらに500m進むと、ドンラム村の入り口であるチケット売り場
そこから歩いて村を散策してもいいし、自転車を借りてもいいです
ブレーキが壊れている自転車もあるので、借りるときに、ちゃんと確認してくださいね
一番の見どころ5番の集会場には、町の長老が「お客人に、お茶をふるまおう」と待っていてくれることがありますから、おしゃべりを楽しんでください
サパ
段々畑の美しい田園風景が有名なサパ
3000mを超える山々に広がる、見渡す限りの水田は、圧巻です
少数民族の人々の生活と、文化に触れるツアーで、少数民族の歴史と文化への理解を深めてみては
ハノイ市内
ハノイは、新市街地と旧市街地の雰囲気がまるで違います
昔ながらの職人町である「旧市街地」は、とても情緒豊かなステキな街
首都ハノイを象徴する「新市街地」は、「スマートシティ」としてとても先鋭的な街です
それぞれ1日かけて、ゆっくり散策してみてください
今回は、旧市街地に近い世界遺産を紹介します
【世界遺産】タンロン遺跡(旧ハノイ城跡)Di Tich Hoang Thang Long
旧市街地の南西に位置する、タンロン遺跡
じつは入り口は、1km離れたドアン門側と北門側にしかありません
しかも、北門にはチケット売り場がないため、北門側から入るためには、南側の「ドアン門」か西側の「ホアンジエウ18番遺跡」にしかないのです
そのため、日程を組むときには、南側からアプローチできるようにするなど、注意が必要です
広くて見どころ満載の、タンロン遺跡は入場料が70,000ドン(約450円)
ベトナムを代表する世界遺跡を見学できるので、ぜひ1日かけて見学することをおススメします
【世界遺産】国旗掲揚塔 Cot Co Ha Noi
ドアン門の南側、ベトナム軍地歴史博物館の一画ある、「国旗掲揚塔」は世界遺産に含まれています
レンガ作りの塔は、1812年まで8年間をかけて建てられました
らせん状の階段を上ると、正面からドアン門を眺めることができます
ベトナム軍地歴史博物館は、入場料がかかりますが、国旗掲揚塔だけの入場なら無料なので、ぜひ一度、上まで登ってみてはいかがでしょうか
【世界遺産】ドアン門(端門)Doan Mon
南側の入場ゲートをくぐると、正面に見えるのが「ドアン門」です
入り口から約300m歩いて、門をくぐると、8世紀以降に建築された、それぞれの建造物の土台の跡を見ることができます
8世紀以降に建てられて、政権が変わるごとに取り壊され、そしてその上には、新しい王朝による建造物が築かれてきた歴史を見ることができます
ドアン門の2階には、登ることができるので、時間に余裕がある方は、ぜひ登ってみてください
国旗掲揚塔までは足を延ばせない方は、ドアン門の2階部分から、国旗掲揚塔を眺めることができます
【世界遺産】キンティエン殿 (敬天殿)Dien Kinh Thein
キンティエン殿そのものは、取り壊されてしまい残っていないのですが、キエンティエン殿に続く階段は残っています
この階段には、5本指の龍の姿が刻まれており、発掘作業の際には、この5本指の龍が王朝による建造物跡の証明になったと言われています
【世界遺産】旧北ベトナム軍参謀本部 D-67
キエンティエン殿の南側に、洋風の建物がありますが、この建物の地下を、フランス軍や旧北ベトナム軍が軍用司令部として使用していました
沖縄から飛び立った米軍による攻撃について記載された、古い展示物もあるので、いちど覗いてみてください
【世界遺産】後楼 Hau Lau
キエンティエン殿の楼閣で、側近の控室だったと言われています
ベトナムの政府機関の建物に、よく使われている黄色の外壁が、政府機関の一部であったことを物語っているかのようです
【世界遺産】バック門(正北門)Bac Mon
ホアン門から北に約1km離れたところにある、バック門は長い歴史の証人として、ベトナムを見守ってきた跡が残されています
土台周辺は1.2mもの厚みがあるバック門は、1805年に建造されてから、数々の攻撃から城を守ってきました
右側にある2つの「へこみ」は、フランス軍がホン川から打ち込んだ、砲弾の跡だと言われています
バック門の2階部分には、1873年のフランス軍の初めての侵攻の際に捕らえられ、自害した二人の総督が祀られているそうです
【世界遺産】ホアンジエウ18番遺跡 Khu Khao Co 18 Hoang Dieu
タンロン遺跡の西側、国会議事堂の東側に広がる「ホアンジエウ18番遺跡」には、かつてここで暮らした人々の息遣いが残されています
李朝と(1010年~)陳朝(1225年~)に建てられた建造物の土台跡だ、と考えられるこれらの遺構は、折り重なるように見つかっていることから、前の王朝の建造物を取り壊して、その上に新しい王朝を築いたことを表していると考えられています
精巧な井戸や用水路の跡からは、当時の高い建築技術を伺うことができます
ホアンキエム湖 Ho Hoan Kiem
旧市街地の南側にある「ホアンキエム湖」は、多くの市民と観光客の憩いの場所です
湖を取り囲むように整備された木々と、遊歩道は約2kmありますが、木々が作り出す木陰と湖を渡って吹く涼しい風のおかげでとても快適で、多くの人々で賑わっています
湖には伝説があり、この伝説のカメを祀る亀の塔が、この湖のシンボルです
ホアンキエム湖の亀の伝説
1482年のこと
ベトナム侵略を試みた明軍に立ち向かうレ・ロイは、湖で亀の体の一部から造り上げた宝剣を授かりました
この宝剣が、ベトナムを明軍から守り、レ・ロイは、名をレ・タイ・トーに改めて、レ(黎)朝を興したのです
レ・タイ・トー帝は、亀に告げられた通り宝剣を奉還した場所が、亀等が立つ島だと言われています
ゴックソン祠 Din Ngoc SonDen Quan Tran Vu
湖の北側から橋を渡ると、壁を抜けて現れるのがゴックソン祠です
ゴックソン祠は、13世紀に建立されました
入場券を買うチケット売り場の手前にある門には、著名な儒学者グエン・ヴァン・ズーが書いた「福」と「禄」の文字が刻まれています
ゴックソン祠には、文・武・医の聖人と、「ベトナムを元軍による侵略から守った」と言われる英雄「チャン・フン・ダオ」が祀られています
チャンオック寺(鎮国寺)Tran Quoc Pagoda
ハノイ中心地の北側にあるタイ(西)湖の小島にありますが、もとは544年~548年の間に、リー・ナム・デー(李南帝)によって、ホン川のほとりに建立されたものだと言われています
境内には、釈迦や菩薩が祀られたお寺のほか、亀から授かった宝刀をつかい、元軍の侵攻を撃退したチャン・フン・ダオ帝を祀った廟があります
昼休み(11:30~13:30)には、門が閉められ、観光客もみんな退出させられるので、訪問する際には時間を確認してくださいね
クアンチャンヴ寺(鎮武観)Den Quan Tran Vi
チャンクオック寺から、約700m南がわにある「クアンチャンヴ寺」
11世紀に、北の守護人殿として建立され、北敵を討って国を守った、という玄天鎮武神が祀られています
武道の神様を祀るお寺ですが、とても静かで落ち着いた雰囲気です
武道の神をまつるお寺なので、ときどき、武道の奉納をしている方がいて、演武を拝見することができます
旧市街地
ハノイ旧市街地は、狭い路地が入り組んでいますが、ほぼ方眼状に道が伸びているので、街歩きがしやすい地区です
昔ながらの職人の町なので、お仕事をしている方を優先して、散策してくださいね
ホアンキエム湖から、北側にあるドンスアン市場までの1km足らずのHang Duong通りは、週末の夜は歩行者天国になり夜市が開かれています
平日は、歩行者天国ではないので、「観光公害」にならないように注意が必要です
ドンスアン市場 Cho Dong Xuan
ホアンキエム湖から、Hang Duong通りを北に1kmすすむとドンスアン市場に到着します
この市場の売りは「生地」です
色とりどりのアオザイ用の生地、カーテンやシャツ用の生地など、どんな生地もそろう品ぞろえが魅力です
ハノイ大教会 Nha Ha Noi
タンロン遺跡のバック門の近くにある教会です
大使館などが立ち並ぶ地域にあるからか、英語の表記が目立ちます
中のステンドグラスも、とても美しく、英語での懺悔も受け付けてくれるそうです
ハノイの食べ物
ベトナム北部の食べ物は、中国の食文化の強い影響を受けています
そのため、日本人にはなじみのある料理のベトナム版が、たくさんあります
フォー・ボー
よくご存じのように、ハノイの名物は「フォー」です
とくに牛肉のフォー「フォー・ボー」は、ハノイっ子のソウル・フードとも言えます
台湾に行ったことがある方には「牛肉麺のフォー版」と言えば、分かりやすいでしょうか
フォー・ガ
フォー・ボーの鶏肉版です
フォー・ボーに比べると、スープもアッサリしているので、フォー・ボーが苦手は方にも、食べやすい味付けだと言えます
バン・チャン
バン・チャンは、BBQ味の豚肉を野菜とともに、お店自慢のタレについていただきます
「BBQ味の豚肉をタレにつけるの???」
と思う方もいらっしゃると思いますが、そのタレはお店によって違うんです
唐辛子の酢漬けの場合が多く、とてもサッパリしているので、あっという間に平らげてしまいます
街のお店に行くと、お客さんの中のだれかは、必ず注文している「バン・チャン」
やみつきになること間違いなし、です
バイン・ミー
ハノイの街なか(特に旧市街地)には、バイン・ミー・スタンドがたくさんあります
有名なお店のバイン・ミーをいただくのもいいですが、ちょっと気になるお店でバイン・ミーを食べてみるのも、楽しいですよ
揚げ春巻き
ハノイの春巻きは「揚げ春巻き」
ハノイで、生春巻きを食すのは、食通ではありません(とのこと)
ハノイの宿
ハノイには、高級ホテルもたくさんありますが、目的に合わせて宿泊地域を決めて、快適なホテル生活を送ってくださいね
「観光地の近くだから…」と、宿泊する地域を決めてしまうと、思っていたのとは違った‼と後悔することがあります
ホーチミンだと、地域による差は小さいのですが、ハノイは旧市街地と新市街地では、大きな違いがあるからです
旧市街地の宿
旧市街地は、昔ながらの職人の町です
そのため、朝早くから(ベトナムの方々は、朝4時から活動することも)お仕事をする人々の生活音が聞こえてきます
ベトナムの方の朝の早さは、ニャチャンビーチでのお話を読んでみてくださいね
たくましいベトナムの職人さんの姿や、素材から製品を作っている物音を楽しみたい方は、旧市街地のホテルをおススメします
Melia Hanoi Hotel
Melia Hanoi Hotelは、ホアンキエム湖の近くにある5ツ星ホテルです
旧市街地に近く、主なハノイの観光地にもアクセスがよく、夜市に行くにも適しています
ホテルのスタッフの素敵なおもてなしが、ハノイでの生活をより快適にしてくれるの間違いなしです
Hanoi Fiesta Grand Hotel and Spa
旧市街地の便利な場所にあるHanoi Fiesta Grand Hotel and Spaは、ハノイ市内の主な観光ポイントに近く、便利です
ホアンキエム湖の近くにあるため、朝の散歩や旧市街地の散策、週末のナイト・マーケットへのアクセスが良く、ハノイでの生活を楽しめるので、おススメです
新市街地の宿
新市街地は、首都ならではの、魅力的な高級ホテルがたくさんあります
昼間の観光には、シクロやタクシーを使い、夜はノンビリと宿泊先でバカンスを味わいたい方は、新市街地のホテルをおススメします
Lotte The Residence
Lotte The Residence は、アパートメントタイプの5ツ星ホテルです
ハノイの中心地にあり、主な観光地へのアクセスがとてもよく、快適な旅を楽しむことができます
そして何と言っても、スタッフさんが大変すばらしいことで有名です
InterContinental Hanoi Westlake
西湖のほとりにあるInterContinental Hanoi Westlakeは、部屋によってはチャンオック寺が見えます
西湖のほとりにはありますが、ハノイ市内の主な観光名所にも、アクセスしやすい近さです
とても広い部屋と清潔な環境が、とてもいいと評判です
まとめ
ハノイは、日本から飛行機で4時間ほどの場所にあり、往復航空券も3万円ほどなので、アクセスしやすい渡航先です
人々の人柄も良く、安心して旅行を楽しめるとてもおススメの都市の一つなので、ぜひ、いちど足を延ばしてみてくださいね
それぞれの地域に、どのくらい滞在したらいいのか、分からない!という方は、お尋ねください 行き方などの情報も、お伝えしています