こんにちは こなゆきです
最近の円安で、すっかり海外から足が遠のいたという方も多いかと思いますが、円安の今でも十分に楽しめるのが、東南アジアです
そして、その中でも歴史や文化が多岐にわたり、見所が多いのがベトナム
コロナ禍後は、観光ビザなしの滞在が45日間に延長されたので、定年したシニア世代の旅行先やワーケーション先として、とても人気です
国土が広いので、北部、中部、南部それぞれに異なる魅力があり、45日間のビザでは足りないほど!
今回は、ホーチミン市での体験について、お知らせします
ホーチミン市の気候
まずは、気になるお天気から
こなゆきがホーチミン市を訪れた5月~6月は、ちょうど雨期に入る頃で、日中はスコールが降ることが多いだろうという話でした
実際は、ホーチミン市滞在中のほとんどが、とてもいいお天気で暑すぎるくらい
それでもガイドのお兄さん曰く「5月の中旬までは、40度を超えることもあるくらい暑かったんですが、6月に入ってからはスコールが降るので少し涼しくなって、最近では35度くらいが平均気温です」
まあ、ベトナムの気候を調べてみると確かに5月の方が6月よりも、少し平均気温が高いので、本当に40度を超える日もあるのだろうなぁという感じ
実際は、7日間の滞在中に雨に降られたのは「2回だけ」で、それも30分も雨宿りしていれば小降りになって、木陰に隠れて雨をしのぎながら歩くことができたのでした
ただ、観光名所で雨に降られると傘を使えない場所もあるため、雨合羽は必需品です
とはいえそんな気候なので、売場には、簡易的な雨合羽やポンチョが売られているので、日本から持って行かなくてもいいかもしれません
【参考】https://hochiminhcity.gov.vn/
ホーチミン市の見どころ
ホーチミン市の見どころは、何と言っても「ベトナムの大阪」という風情の活気だと思います
フランス風の建物が並ぶアジアの雰囲気が、とても魅力的なうえに、とても逞しい商売上手な人々の街
しかもとても奥深い歴史がある街でもあり、その全てを包み込みながら呑み込まれることはない…そんな強さを感じる街でです
そして、どの施設にも「昼休み」があるので、一定の時間帯は入れません
しっかりと昼休みがあるって、ステキだなぁ…
統一会堂
ベトナム南北戦争の終焉の地
とてもきれいなお庭と、ステキなカフェを外に控えている、迎賓館として使われていた内装や調度品は、どれもとても洗練されていて、見る価値があります
空調がないけれど、大きな扉と風通しの良い建築様式で、外気温ほどの暑さを感じません
とはいうものの、6月の午後2時は暑い…
入り口が一か所だけなので、迷って敷地の外をウロウロするとヤシの実ジュース売りのお兄さんの餌食になりますから、注意してくださいね
歴史博物館
クメール大国時代から、フランス統治下、そして南北ベトナム時代を経て今のベトナム、を知ることができる歴史博物館
11時半~13時は、昼休みなので入れません
ホーチミン戦証博物館
人間って、こんなに残酷になれるんだ…
というのが、第一印象の博物館
有刺鉄線で作られた、江戸間一畳ほどの長さしかない檻
「こんなのに入れられたら、身動き取れないなぁ」なんて思っていたら、ここには5~7人入れられていたという記述が…
フランスから持ち込まれたギロチンも、そのまま展示されていて、言葉が出ない
2階、3階と上がっていくと、政治的な話から民間の視点での話題に移っていくが、説明を読むのも写真や展示品を観察するのもしんどい
各階、2回ずつ休憩して、2時間かけてようやく全館を回れるような広さです
もちろん、日本でもよく知られているベトちゃん、ドクちゃんの兄弟についての記述がある
ピューリッツァー賞を取った写真家たちの作品のほか、沢田教一氏、石川文洋氏、岡村昭彦氏、一ノ瀬泰造氏についても紹介されており、戦場カメラマンの壮絶な日常を垣間見ることができます
色々な戦争博物館がありますが、パールハーバー戦争博物館と同じくらい、しんどい場所になってしまうかも、です
あらかじめ、見る場所を決めておくのがおススメです
ホーチミン啓蒙博物館
歴史博物館の近くにある、小さいけれどインパクトが大きな博物館
ホーチミン氏が、どのように南北ベトナムを統一に導いたのか、他国がベトナムに対して何を行ってきたのか、ベトナムの人々はなにを想っていたのか、がよく分かります
建物の外に展示している、戦闘機や戦車はなにも語らないけれど、これまでベトナムが辿ってきた歴史を雄弁に物語っています
クチ地区
現地で英語ガイド付きのツアーに参加して、行ってきたクチ地区
いわゆる「ベトコン」が潜伏した、地下トンネルを保存している場所です
実際に使われていた地下トンネルにも入ることができるし、当時つくられた罠も見ることができますが、どれもリアル
地下トンネルは、100mだけ入らせてもらいましたが、10mも進んだら「早く出して‼‼」と叫びたくなるほど、窮屈でとても何kmもここを進むなんて、考えられません
耐えられません
まだまだ地雷などが埋まっている可能性があるという事で、ガイドさんにしっかりついていかないと、命の保証はできないと言われるあたり、とても緊張感がある場所でした
そして、地下生活で使っていた台所や作戦司令部など、現在は掘り起こされていて屋根が付けられているんです
その当時の生活や、煙の処理の仕方など、ひとびとの精密な知識と知恵が分かります
そして、少し話がそれますが、その中に入るとあちこちにいる「砂漠ヤツデ」は一見の価値ありです
こんな生き物がいるジャングルに、250kmもの地下トンネルを作って、何年間も潜伏していたなんて、その意志の強さに本当に心を動かされます
メコンデルタ地帯
一方のメコンデルタ地帯
ベトナムだけでなく、アジア各地の台所としての役割を担うだけあって、とても広大な農地や果樹園が広がっています
みどころは、果樹園と養蜂所
実際に、ハチが蜜を蓄えている巣箱のハニカムに指を突っ込んで、味見をさせてくれるんですが、これが怖い‼
はちみつは、とても上品な甘さで、プロポリスもおいしいんです
ホーチミン市の食べ物
ホーチミン市の名物は?
と聞くと、ちょっと考えて「バイン・セオ(ベトナム風お好み焼き)」といわれたり、「バイン・ミー(ベトナム風フランスパンのサンドウィッチ)」と言われたりします
ホーチミン市民は、外国人慣れしているから、どのお店に入っても外れない!
本当に、どのお店もおいしいんです
でも、特に美味しかったのが「コム・ガー(鳥の炊き込みご飯)」かなぁ
そして、メコンデルタ地帯で収穫されたナッツ類や果物も、ホーチミン市の名物です
ベトナム国内のほかの地域よりも、格段に安いナッツ類は、ホーチミン市内の市場で買っておくべき
ホーチミン市の人々
ホーチミン市の人々には、完全に心を奪われました
粋なバイクのお兄さん
街角のジュース売り場で、ドリアンジュースを買おうとしていたら、サングラスをかけたかっこいいお兄さんが「何が欲しいの?」と英語で聞いてくれたけれど、ちょっと警戒しながら
「ドリアンジュースが欲しい」
と答えたら、店員さんにベトナム語で注文してくれて、店員さんと一言二言交わした後に、
「22万ドンだよ」(メニュー表には、金額は書いてなかった)
と英語で、金額も教えてくれました
そして、わたしたちがお金を支払うのを見届けて、
「Have a good trip!」
と言って、バイクに乗ってさっそうと去っていきました
シビレタぁ
金物屋のお兄さん
ホーチミン市の交通事情は、過酷です
人が優先ではあるものの、道を横断できない人はドンドン無視して、進んでいくバイクとクルマたち
ある市場からの帰り道、お向かいの道筋にあるバス停に行こうと、車とバイクが途切れるのを待っていた私たち
待つこと5分…
渡れる気がしない。。。。
と、後ろから青年がやってきて、声をかけてきた
「‥‥!」(おそらく、「行くよ!」)
と、バイクや車を止めながら、わたしたちを中央分離帯まで送り届けて‥‥
「bye!」
と、もと来た道を戻っていった‥‥
爽やかすぎる😭
「お金を取られるんじゃないか…」
なんて、よこしまな考えが、頭をよぎった自分の意地汚さを、これほどまでに浅はかで嫌だと思ったことはありませんでした
ホーチミン市の宿
ホーチミン市内には、魅力的なお宿がたくさんありますが、その中でもおススメなお宿をランク別に紹介します
Hotel Majestic Saigon ☆☆☆☆☆
ホーチミン市に来たら、絶対に泊まりたいのがMajestic Saigon
老舗の気品漂う建物と、とても洗練されたスタッフのおもてなしに、心癒されます
そして、なんといっても、サイゴン川を眺めながらいただくベトナムコーヒーは最高‼
Park Hyatt Saigon ☆☆☆☆☆
閑静な高級な町の一角にあるハイアット・リージェンシー
サイゴンだからこそ、ハイアットに泊まりたい、という方もいるハズです
フランス統治時代の建物と、アジアの雰囲気がマッチしたホテルは、ホーチミン市内には多いけれど、ハイアットほどフランスの府域が残っているホテルはないかもしれません
ホーチミン歌劇場の真横に位置していて、歌劇場の横にある噴水を眺めながら、ベトナム湖コーヒーをいただく贅沢な午後をハイアットで
Hotel Continental Saigon ☆☆☆☆
ホーチミン歌劇場のすぐ横に位置する、老舗ホテルで、パーク ハイアット サイゴンのすぐお隣
とてもステキな建物と、芸術的な街の中にある、ちょっとタイムスリップしたような雰囲気を味わえます
M Village Nguyen Du
ベンタイン市場からも近く、おいしいバイン・ミー屋さんからも近いとてもいい立地にあるホテル
清潔だし、5つ星ホテルも近いので、治安がいい場所にあります
Urban Lodge Saigon ☆☆
2つ星なのに、3つ星の満足感を与えてくれる、このお宿
観光客に人気のBien Don通りから1本路地を入った、閑静なレストラン街に位置しています
周りのレストランも、おいしいところばかりなので、毎日なにを食べようか迷ってしまうほど
ホテルの朝食は、野菜たっぷりのオムレツ、フルーツたっぷりのパンケーキ、パンと付け合わせの目玉焼き(1面焼きと2面焼きから選べます)、そして週末限定の焼きそば、月曜日限定のフォーなどに、フルーツがつく贅沢さが評判です
まとめ
ホーチミン市は、行くまではあまり興味がなかった街でしたが、一度訪れてみると「ハマる」方が多いことに、心から納得できる街でした
ゆったりと旧植民地時代の風情を楽しんだり、現代の活気あるホーチミン市を満喫したり、幾重にもたのしめる街「サイゴン」
あなたも、リピーターになってしまいますよ
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