こんにちは こなゆきです
最近の円安で、すっかり海外から足が遠のいたという方も多いかと思いますが、円安の今でも十分に楽しめるのが、東南アジアです
そして、その中でも歴史や文化が多岐にわたり、見所が多いのがベトナム
コロナ禍後は、観光ビザなしの滞在が45日間に延長されたので、定年したシニア世代の旅行先やワーケーション先として、とても人気です
国土が広いので、北部、中部、南部それぞれに異なる魅力があり、45日間のビザでは足りないほど!
今回は、「ベトナムの軽井沢」とも言われる街「ダラット」について、お知らせします
ダラット

ダラットは「永遠の春の街」「ベトナムの軽井沢」と言われるほど、とても涼しくて落ち着いた街です
街を歩いていても、厚手の長袖のフリースやダウン、スキー帽子などを身につけている方が多く、ベトナムの方々にとっては寒い場所なのだと感じる事ができます
ダラットの街の中心地には湖があり、その周りを市場や公園が取り囲んでいる、自然豊かな美しい街です
湖では、白鳥ボートに乗ることができます
ただし、風が強いので流されないように注意が必要です
心地よい風に吹かれて、ボートの上でのんびりしていて、岸まで流されてしまうと、逆風に逆らって白鳥ボートを漕ぐのが大変だからです
湖のほとりには、大きな商業施設があり、ダラットの名産でもあるコーヒー豆やドライフルーツ、ジャムなどが手ごろな価格で売られています
フードコートもあるので、ベトナムのローカルフードを試してみるのも、いいかもしれません
ただし、ドリアンなどの果物は少し高めです
とはいうものの、切り売りを見つけるのが難しいドリアンなので、50,000ドンくらいならば、購入して試食するのもいいと思います
ちなみに、ベトナム国内でドリアンは、安い時には2切れで15,000ドン(2024年現在)で売られていますので、参考にしてください
ケーブルカーと竹林禅院

ケーブル乗り場までは、FUTAバスセンターから、歩いてすぐです
じつは、バスセンターから乗り場の展望台が見えるので、FUTAバスでダラットに到着する人は、確認しておくといいかもしれません
ただし、ケーブルカー乗り場に続く道には、歩道はないので気をつけて歩く必要があります
ケーブルカー
5分~10分も歩けば、ケーブルカー乗り場に到着しますが、ケーブルカーに乗る前に展望台からダラットの街を眺めておくのがおススメです
というのも、ケーブルカーから見えるダラット市内の景色はまた異なる美しさがあるし、ダラットの天気は変わりやすいので、ケーブルカーを降りてきた時には曇っている可能性もあるからです
キレイな青空の下の、きれいなレンガ色の屋根が並んだダラット市の景色を写真に収めておきたいなら、ケーブルカーに乗る前とケーブルカーに乗った後の両方、展望台に行っておくことをおススメします
ケーブルカーの料金は、大人1人往復2023年7月120,000ドンだったのが、2024年6月時点では大人1人往復150,000ドンになっていたので、ベトナムの経済成長に合わせて、継続的に値上がりしている可能性があります
少し金額には余裕をもっておいてください
また、11時30分から13時まではお昼休みなので、ケーブルカーは動いていませんので、時間がない方はケーブルカーに乗る時間を調整しておくか、帰りはタクシーもしくは歩きと決めておくとをおススメします
乗り場で切符を確認するお兄さんは、英語はあまり得意そうではないけれど、ていねいに接客してくれます
ケーブルカーを往復利用する人は、手の甲にスタンプを押してもらいますので、切符を渡したら、手の甲にスタンプを押してもらうのを、忘れないようにしてくださいね
ケーブルカーは、日本でスキーが好きな人なら良く乗る「ゴンドラ」をイメージしてもらえばいい、のではないでしょうか
乗り場には、きれいな英語を話すお姉さんがいて、ゴンドラに乘るタイミングを教えてくれます
ケーブルカーからの景色は、ダラットの街並みから、足元の街並みと人々の息遣い、そして遠くに見える風力発電用風車が並ぶ丘、そして切れに整備された木々が並ぶ山と多岐にわたり、30分間があっという間に過ぎてしまうほど
遠くに見える街並みは、まさに「ヨーロッパの雰囲気」で避暑地にふさわしい品格を備えています
そして、ケーブルカーの下の街並みも、ベトナムの人々の建築物に対する考え方を学ぶことができるうえ、そこに暮らす人々の暮らしを見せていただいて、人によってはノスタルジーを感じたりするのではないかと思います
赤茶色の道路を、ベトナムの笠をかぶったおじさんが運転するバイクが、トコトコと進んでいく風景は、本当に心を洗われるようでした
さらに、遠くの丘に立ち並ぶ風力発電の風車がゆっくり回ってるのを、のんびり眺めながらベトナムの発展に思いを馳せてみるのもいいかもしれません
ケーブルカーが降り場に近づくと、その乗降所がとてもきれいに整備されていることに、感動する人もいるのではないかと思います
キレイな花が咲き誇り、きれいに装飾されて、乗り場の周りも花に囲まれている雰囲気です
もう30年も前に、日本が高度経済成長期のあいだは、どこの観光名所もきれいに整備されていて、とても美しかったことを思い出させてくれます
ケーブルカーを降りる場所にも、英語が堪能なお姉さんがいて、ドアが開くところから降りるまでエスコートしてくれるので、安心です
竹林禅院

禅院は、ケーブルカーを降りて道を渡ったところから、階段が始まりますが、タクシーなどで行くこともできます
禅院の敷地内に入るための服装規定がありますが、階段の中腹に手足を隠すストールが置いてあるので、それを使うことが可能です
とはいえ、急に肌寒くなることもあるダラットの街を歩くなら、長そでの羽織ものは必需品
長袖の薄い上着を持参する方がいいかもしれません
竹林禅院の本堂には、大きな仏像があり、人々がお賽銭を入れてお参りをしています
お坊さんが鳴らす大きなお鈴にお金を奉納すると、お坊さんがお鈴を鳴らしてくださるので、その鐘の音に合わせてお参りをするのが習わしのようです
境内は、きれいな花に囲まれていて、それをお目当てにこのお寺を訪れる人も多く、境内のいろいろなところで写真を撮っている人々の姿を見ることができます
奥にすすむと仏舎利塔がありますが、入れるときとは入れない時があるようです
頭上の期には、ウインドウチャイム(風鈴のようなもの)がつるされていて、風が吹くたびに涼しげな音色を奏でます
Nina tho Con教会
ダラットの中心部から、少し離れたところに教会があります
黄色の外壁に、白い柱がとても美しい教会ですが、この教会の見どころは内部から見るステンドグラスの美しさです
ベトナムの教会は、礼拝の時間帯だけ中に入ることを許されますので、時間を確認しておくといいと思います
もちろん、教会の中庭のベンチでゆっくり建物の外観を眺めながら、礼拝の時間を待つのもおススメです
ダラット市場

ダラットの中心部にある湖からほど近い場所にある、ダラット市場
ここの見どころは、ダラットの特産品である「花」や「観葉植物」と「ドライフルーツ」そして「ジャム」です
特に、ダラットの特産品のイチゴは、朝摘みのとれたてイチゴから、フリーズドライの乾燥イチゴ、イチゴジャムなど、好みに合わせて色々なイチゴが手に入りますので、よく吟味してみることをおススメします
お花も、青い菊や紫のバラなど、日本ではめったに見かける事のないきれいな色が多いので、少し長く滞在する人は、自分のお部屋に飾るためのお花を購入してもいいかもしれません
ナイトマーケット
ナイトマーケットは、ダラット市場前のロータリーに続く道にできる、夜限定の屋台でできるマーケットです
未知の片側には、朝から出店している植物を売るお店が、軒を連ねていて、反対側は食事をするためのお店が並びます
ベトナムの伝統的な料理がたくさん出品されるので、覗いてみるのは、とても楽しい場所です
ダラット駅

今は観光列車が発着するだけのダラット駅ですが、フランス統治時代に趣向を凝らして建てられた、デザイン的にもとても魅力のある場所です
門を入ると、まず、入場料を支払う必要がありますが、これだけの古い建物と美しい庭を維持するための寄付だと思えば、納得できるのではないでしょうか
観光列車はとても人気があり、出発の2時間前から切符を購入する人がいるほどです
VIP1とVIP2がありますが、人気があるのはふわふわの座席のVIP1
昔のつくりなので、4人乗るとちょっと狭いのですが、200年前の上流階級の方が載っていた列車に乗れるとあって、すぐに切符が売り切れてしまいます
観光列車に確実に乗りたい方は、せめて出発の1時間前には切符を購入しておいてくださいね
ダラットの宿
ダラットの宿は、町の至る所にあるので、どこに泊まるべきか迷ってしまう方も多いと思います
街の中心地を回りたい方は、やはり中心地にあるホテルがおススメです
Golden Imperial Hotel

特にGolden Imperial Hotelは、外観も美しく、調度品も気品あふれるものばかりで、優雅な避暑地でのひと時を楽しむことができます
また、ダラット駅を出発する観光列車からも、ホテルの全景を眺めることができますが、その姿もっても美しく、凛としたたたずまいには、思わず背筋を伸ばしてしまうほどです
朝食は洋食が中心なので、ベトナム料理特有の香りが苦手な方にも、安心です
Hong Mon Villa Dalat

FUTA Bus Linesでダラットへ行くなら、バスセンターから徒歩で行けるこの宿で決まりです
ホテルの庭には、ダラット特産の果物の木が植えられていて、スターフルーツなどが実っている様子を観察することができます
また、高台にあるのでダラットの美しい街並みを眺めることも可能です
部屋はシティービューとガーデンビューがありますが、おススメはシティビューです
朝食は、ベトナム料理と洋食のバイキングで、日替わりのフォーがおススメです
また、その場でオムレツを焼いてくれるなど、洋食メニューも充実しているので、ベトナム特有の香草が苦手な方も食事を楽しめるのではないでしょうか
街からは少し離れていますが、Grabアプリを使えば、200円ほどで移動できます
まとめ
ダラットは、とても涼しくて美しい街です
「永遠の春の街」「ベトナムの軽井沢」と称されるほど、その美しさは定評があります
現役時代はやすみを取るのもやっとで、旅行の日程が短いためにで、なかなか足を延ばすことができないダラットも、定年退職をした方なら、ちょっと足を延ばしてみてはいかがでしょうか
ホーチミンやハノイ、ダナンなどの主要な都市とは全く異なる、とても落ち着いて洗練された雰囲気のベトナムの一面に触れて、驚くと思います
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