久しぶりに実家に帰省したら、想像以上に老けていて、自分の頭の中にいる両親とのちがいに驚いた…
そんな経験をした人は多いのではないでしょうか
実は、こなゆきもその一人
母が800kmを旅して、遊びに来てくれた時、駅で母親を見つけられず、気がついた時には目の前にいたことがありました
しかも、わたしの頭の中の母は背筋をピンと伸ばして、エレガントでステキな中高年…
だったハズなのに、目の前にいるのは白髪の優しそうなおばあさんだった…
今振り返ってみると、やはりこの時の衝撃が、セミリタイヤを決意することにつながっていると思います
今回は、多くの50代の方が気になっている「遠方に住む親御さんに対する意識調査」をまとめてみました
親の老後についての意識調査
少子高齢化社会が進み、一時は社会問題にもなった、一人暮らしの高齢者の「孤独死」
両親が二人で暮らしていれば、まだ「なにか異変があったときには、連絡してくれるハズ」と思いはするものの、心配している方も多いのではないかと思います
7割が親の生活にこころ細さを感じている
実際に、警備保障会社ALSOKが「別居している高齢の親を持つ子供の意識調査」を2019年に行った調査では、50代の男女ともに「離れて暮らす親にどれくらい不安を感じている?」という質問に対して7割が「不安」と答えています
40代の男女では、女性の7割、男性でも5割弱が「不安」だと答えています
出典:HOME ALSOK研究所 https://www.alsok.co.jp/person/recommend/056/
実際には心配はしていても、具体的にどうコミュニケーションを取ったらいいのか、迷っている人もいるようです
例えば、「お葬式や保険料のことなんて、なんて聞き出せばいいのか…」など、悩みは尽きません
こなゆきも随分悩みました
具体的なコミュニケーションの取り方は、この記事でお伝えしていますので、参考にしていただけたら嬉しいです
いざという時に、慌てなくていいように
そして、「孝行したいときに親はなし」という悲しい思いをしなくていいように、できる準備からしておきたいと思います
こなゆきの経験なのですが、親の年齢が70歳を超えたあたりから、やたらと電話がかかってくるようになった気がします
はじめの頃は、「何かあったの???」
とドキドキしながら電話に出たものですが、電話に出るとのん気な声で「元気ぃ?何してるの?」とたわいのない話が、1時間続いた…なんてことも数知れず
ときには、通勤途中でクルマの運転中に「元気ぃ?」と電話がかかってきたりして、一時は「カンベンしてよ!こっちは忙しいんだから」と思うこともありましたが、それもある時からパッタっとなくなってしまいました
実際、世の中の40代~50代の皆さんは、どのくらい親御さんと連絡を取っているのでしょうか
出典:HOME ALSOK研究所 https://www.alsok.co.jp/person/recommend/056/
アンケート結果でも、40代の女性は1ヶ月に1回程度が最も多く、27%程度
そして、40%近くの人が、2週間に1回と1週間に1回、親御さんと連絡をとっていることが分かります
では、子と親、どちらから連絡を取っているのでしょうか
連絡:40代までは受け身、50代からは自分から
調査では、40代までは男女ともに「親から」連絡を貰う人が多いことが分かりました
子どもが40代という事は、親もまだ70代で「定年退職後の、人生を謳歌している」状態の方も多いのではないでしょうか
こなゆきの親も、70歳までは仲間と日本アルプスに登ったり、ふらっと東京の叔母の家まで遊びに行ったりしていました
しかし、75歳を超えると耳が遠くなり、車の運転も心配になってきたようです
「最近、連絡ないなぁ」「便りがないのは、よい便り、だよね」なんて、思っていたら帰省した時に、予想以上に老け込んだ姿の親の姿にショックを受けたのもこの頃だったな…
そんな時には、「そろそろ、いろんなことを考えなくちゃいけないんではないかと思い始めたのをよく覚えています
いくら仲が良くても、二人そろって何もかも一緒…なんてことは考えられないので、いつかは頭をよぎるのが…
では、考えたくないけれど、どれほどの方が「孤独死について考えたことがある」のでしょうか
最後の時:過半数が、考えたことがある
結論から申し上げますと、20代~60代の過半数が「親の孤独死について、考えたことがある」ようです
30代の頃は、親の近くには弟たちも住んでいるし、全くそんなことを考えたことはありませんでしたが、叔母が立て続けに「心不全」で急逝してからは、「朝、出かけても元気で帰ってくることはないのかもしれない」と心のどこかでは、恐怖を抱えて暮らしています
実際に、20代~60代を対象に行った調査でも、過半数の方が「考えたことがある」と答えていることでも、だれもが潜在的に心配していることが分かります
出典:株式会社 林商会 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000078741.html
やっぱり、多くの方の頭をよぎったことがある「孤独死」
まとめ
今回は、ちょっと切ないお話しでした
「うちの親は、元気だから」なんて言っていると、こなゆきの叔母たちのように、ある日急にいなくなっちゃうかもしれないから、普段から連絡を取っておきたいですよね
最近、思うんです
「ケンかができるのは、相手がいるからだ」って
ひとりでいたら、ケンカもできない
腹を立てる相手がいる幸せを、今のうちに存分にかみしめておきたい、こなゆきでした