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フリーランス1年目|確定申告前に知りたかった「必要なもの」

こなゆき
こなゆき
こんにちは。こなゆきです。
このサイトでは、50代でセミリタイアし、リスキリングでWebマーケティングを学びながら、1年後には月収50万円を稼ぎ、2年後には月収100万円を目指す過程を紹介してます。
今回は、フリーランス1年目で分かった、確定申告するために「必要がなかったこと」を徹底解説!

2023年3月に退職して、初めて「無職」になったこなゆきがフリーランスになり、実際にe-Taxに登録して、確定申告してみた結果「必要なかった!」ことをお伝えします。

(無職から今に至るまでは、ここを読んでね)

❖確定申告とは

確定申告とは

確定申告とは、企業等に属していない個人事業主などが、自分で納付すべき税金を計算して申告するものですが、この作業が結構大変。

税金を余分に収める事にもなるので、きちんと計算してから、申告したい気持ちは大きいのですが、簿記用語を知らないと、結構面倒です。

確定申告の概要

所得税の確定申告は、源泉徴収された税金や予定納税額など、その過不足を精算する手続

①毎年1月1日から12月31日までの1年間に生じた所得の金額
②1年間の所得の所得税の額を計算
③徴収された税金や予定納税額のうち、過不足を精算

確定申告の義務がある人

・毎年1月1日から12月31日までの1年間の所得金額の合計額が所得控除(20万円)の合計額を超える人
・所得控除の合計を超える額に対する税額が、配当控除額と年末調整の際に控除を受けた住宅借入金等特別控除額の合計額を超える人

(控除しきれなかった外国税額控除の額、源泉徴収税額または予定納税の額がある場合、この取扱いは確定申告書の提出期限が令和4年1月1日以後となる確定申告書について適用され、当該提出期限が同日前となる場合にはこれらの控除しきれなかった額があったとしても確定申告をしなければならないこととなります。)。

確定申告をする必要がない方

・給与の収入金額が2,000万円以下で、かつ、給与を1か所から受けている
・その給与の全部について源泉徴収される人
・給与所得及び退職所得以外の所得金額が20万円以下である人

※ 給与所得がある人で確定申告をする必要のある人については、「給与所得者で確定申告が必要な人」をご覧ください。

また、国内において公的年金等(確定給付企業年金等を除きます。)の支払を受けている人については、次のいずれにも該当する場合、確定申告をする必要はありません

①その年中の公的年金等の収入金額が400万円以下である。
②その公的年金等の全部が源泉徴収の対象(注)となっている。
③その年分の公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20万円以下である。

(注) 公的年金等の受給者の扶養親族等申告書の提出先であって、その年中の年金の額が一定の金額に満たないため源泉徴収を要しないこととされているものは、ここにいう「源泉徴収の対象」に含まれます。

納税地の決め方

納税地について主なものは以下のとおりです。

・納税地とは一般的には住所地
・国内に住所がある人は、その住所地が納税地

 

納税地に代えて事業所等を納税地とする場合

納税地の変更を行う場合は、納税地の選択時に「事業所等」を選択
年の途中で納税地の異動又は変更がある場合で、国税当局からの各種文書の送付先を異動・変更後の納税地とする意思があるときは、申出書を提出することができます。

こなゆき
こなゆき
こなゆきの場合は、事務所が現住所ではないので、事務所がある市町村に納税をすることになるんです。

現住所と事務所の住所では、県も違うので、確定申告の前の確認で、ずいぶん手間がかかりました。

❖青色申告特別控除で65万円を控除を狙う

確定申告で65万円控除を狙う

せっかく青色申告にしたので、控除額ぎりぎりまで控除してもらおう
と張り切って10月に、課税事業主に登録。

レシートも取っておいたので、大丈夫。
e-Taxにもすべて登録したし、完璧!
さあ来い、確定申告。

と自信満々でした。

しかし、11月にPCがクラッシュ
e-Tax関連のデジタルキーなど、全てがなくなってしまいました。

それでも、Excelに収支を登録しているし、まぁ何とかなるだろう、と考えてのんきにしていたんです。

こなゆき
こなゆき
そしたら、1月には従兄弟の結婚式があることになり、自分たちでは移動する自信がない両親に付き添って合計1,200キロを往復することに!
間に合ったの?
こなゆき
こなゆき
そう。間に合わないかも、と気がついて焦り始めた12月

その間にも、オンラインでのお仕事の面接や勉強が忙しく、確定申告のことを考えないようにして、結局2月まで何もせずに過ごしてしまった、ダメ女度MAXでした。

しかも、調べてみると65万円控除をしてもらうには「e-Taxでの申請が必要」とのこと。

青色申告特別控除

国税庁 よくある質問 https://www.keisan.nta.go.jp/r4yokuaru/cat2/cat20/cid074.html
青色申告特別控除PDF https://www.nta.go.jp/publication/pamph/pdf/0021010-076.pdf

e-Taxでの申告方法を知るため、確定申告セミナーに参加

いまから、e-Taxで申請って、気が遠くなりそう…と、わらをもすがる気持ちで、知り合いに教えてもらった「確定申告セミナー」に参加

そこで「収支項目を正しく申告すれば、税金が戻ってきます!」の甘い言葉を聞かされて、ソワソワ度も最高潮に達しました。

結局、税理士さんとの相談ブースに吸い込まれるように入っていき、30分間みっちり「こんなことをしたら税金対策になる」「そんなことをしていたら、税金取られる」というお話をしていただきました。

そんなに損素ちゃうなら、対策しなくちゃだよね
こなゆき
こなゆき
そうなんですよ!すっかり焦ってしまいました

帰宅する頃には「絶対に税理士さんに頼む!頼んで、控除してもらう!」と意気込んで、いただいた名刺を手に、いまにも税理士さんにお願いしようと考えていました。

しかし、帰宅すると「日商簿記1級」をもつ家族に「アホ言うな!自分の手を動かせ!」と一喝されて、「作業するのは、わたしなんだから、口を出さないでよ!」とすっかりけんか腰に。

しかも、家族の「君の今の状態なら、Excel入力で十分だって」という言葉も、
「もう2月のに、何も進んでいない状態。わたしもう確定申告できない!」と半ばパニックになっていた私の耳には入らない。

確定申告するには、税理士さんにお願いするしかない。
お願いしないと、大損するのかもしれない、という恐怖に押しつぶされそうでした

会計ソフト…e-Taxと連携できる

そんな時に「返金があるので「会計ソフトF」のアカウントを教えてください」と、スクールから連絡が入りました。

会計ソフトF とは、無料でも使える会計ソフト

「返金していただけるなら♪」とアカウントを作成するも、返金処理を受けるためには「有料会員になる必要がある」ことが発覚。

約1,000円の返金の為に、結局2万円支払って、有料会員になることになった、こなゆき。

「なんだかなぁ~」と思いましたが、支払ったお金は戻ってこない。
ここは「これで確定申告できる!」前向きに考えることにして、確定申告の作業に入ることにしました。

確定申告のリミットまで、日数がないこともあり、さっそく会計ソフトF の入力画面を見てみることに。

すると…
「銀行口座を同期する」「クレジットカードを同期する」
など、自動化の仕組みがオンパレード

自分で入力しなくていいのか‼これは便利!

と、さっそくお仕事で使っている、銀行口座とクレジットカードとを、会計ソフトF に同期して、帳簿をつけることにしました。

こなゆきは、日商簿記4級の勉強しかしたことがないので、難しい言葉は分からない

しかし、会計ソフトが「これは、この科目ではないですか?」とポップアップで教えてくれる

思わず、その通りに入力しそうになって、ハタと思い出したんです。
「この科目名にしちゃうと、経費扱いにはなりませんよ」という税理士さんの言葉

セミナーで聞きかじった税理士さんが言っていた、間違いやすい項目はメモしておいたので、会計ソフトのポップアップを無視して、税理士さんおススメの科目名を入れてみました。

あれれれ?
あっという間に、帳簿が完成したんではないか?

e-Taxに連携して‥‥
と思ったら、PCのクラッシュでセキュリティキーをなくしたことに気がつきました。

さらに、少しでも入力しようと、ログインを試みると…
「パスワードが違います」の言葉が。

終わった‥‥
と肩を落としつつ、泣く泣く確定申告の会場へ。

まぁ、強がりを言わせてもらうとすれば、この時点で
「e-Tax連携のために必要な2万円を出費せずに済んだ」んです。

確定申告会場で、落ち込む

e-Taxの番号と、プリントアウトした帳簿を握りしめて、確定申告会場へ。

当然のことながら、確定申告会場は、申告リミットぎりぎりのため、超満員

「1時間待ちです」の冷酷な言葉に、打ちのめされながら、ロビーで待つことにしました。

2月の中旬に見かけた、この会場の駐車場を出る車の運転手さんの涼しい顔を思い出して、自分のダメさ加減に、さらに落ち込みつつ、1時間を耐えたんです。

確定申告してみたら、衝撃の事実発覚

確定申告会場には、1時間も待たずに入れたのですが、会場では自分で青色申告決算書の下書きをすることに。

いつもの机の作業所とは異なり、場所によっては薄暗い会場です。

50代のこなゆきの目には、細かい文字が見えません。

しかも、経費をケチって、帳簿2ページ分をA4で印刷してしまったので、薄暗い会場では、何も見えない始末。

仕方がないので、恥をしのび、係の方にお願いしました。
「老眼鏡を貸してください」

「あ~。はいはい」と係りの方が持ってきてくださったのは「強」と「弱」

一応「弱」をかけてみたものの、クラクラするほどの度の強さ。

自分が持参した帳簿から、申告会場でいただいた用紙に転記しようと、視線を左から右へ移すだけで、クラクラします。

結局、転記するだけで30分もかけてしまいました

そして、転記後に、係の方から一言。
「あ、これは簡易記載ですね」

「え?ってことは、10万円しか控除されないの?」
持参した帳簿に不備があり、複式簿記扱いになりませんでした

会計ソフトまで導入したのに…

とても悲しい気持ちになりながら、確定申告をするコーナーへ移動しました。

フリーランス1年目|確定申告前に知りたかった「必要なもの」

確定申告コーナーに入る前に、分からなくなっていたパスワードの再設定。

会場に来てしまえば、前のパスワードが分からなくても、新しいパスワードを入力するだけで、更新できるので有難いの一言です。

新しいパスワードを手に入れて、確定申告コーナーへ。

担当は、若くて優しいお姉さん

教えていただきながら入力することに、申し訳なさを感じながら作業をしているわたしに、
「年1回だから、忘れちゃいますよねぇ。時間はありますから、ゆっくりどうぞ」と優しく対応してくださいました。

入力するにも、簿記の知識が少しあるのとないのとでは、ちょっと違いがありそう名雰囲気。

社会人になって勉強するって苦労したけど、あのとき簿記の勉強をしておいて、よかったなぁ、と思いました。

入力が終わり、お姉さんに確定ボタンを押していいとの許可をいただいて、「確定」を押下。

「税金の還付 9万円」

お姉さん「あ、戻ってきますねぇ。よかったですねぇ」
わたし 「うわぁ。よかった。帳簿をつけておいて、よかったです!」
お姉さん「あ、いえ。これは、退職金の分ですよぉ。事業では収益が出ていないから‥‥」

なんと。
収益がないから、65万円控除とかではなくて、税金の納付自体が発生しない状態だったんです。

会計ソフト代、必要ありませんでした
副業から始めているわけでもない、全くの初心者フリーランス1年目は、収益がない。

収入がないから、「複式簿記」も「会計ソフト」も必要ありませんでした

Excelでポチポチ、こまめに出費と収入を記入しておくだけで十分です。

❖まとめ

結局、色々なトラブルがあり、待ち時間もあって、確定申告会場にいたのは3時間

フリーランス1年目は、大した収入がなかったので、納付する税金すらない状態のわたしでした。

フリーランス1年目で、大した収入がなかったこなゆきに必要だったのは、日々の経費をExcelに入力することだけだったんです。

色々必要のない出費をした、、、と落ち込みましたが、このブログのネタにはなったし、勉強にもなりました。

青色申告にしていたおかげで、今期分の赤字は来期に繰り越せます
とはいえ、フリーランス2年目も、納付する税金はないかもしれません。

今年度は、e-Taxでの申告を目指します。
また、ご報告させていただきますね。

早く、税金対策が必要なほど、稼げるようになりたい。

ABOUT ME
KONAYUKI
50代からWebマーケティングに取り組む元教員 親の介護が見えてきて、やむなく退職 不器用な上にノースキルだけど、奮闘中 好きなコト:旅&あたらしいこと